私が琵琶を初めて目にしたのは小学生の時、テレビの中でした。
「宮本武蔵」という時代劇にて。
京都の遊女、吉野大夫(よしのたゆう)が武蔵に弾いていたのです。
「祇園精舎の鐘の声…」と吉野大夫が語りながら弾いていた琵琶。
しびれました。
そして場面は変わり、武蔵と吉岡伝七郎との三十三間堂にての決闘。
張り詰めた場面に流れつづける琵琶の音色。
深い響き、時には静かに、時には激しく…。
決闘は雪の中でした。
武蔵と吉岡伝七郎が間合いを詰め、緊迫の一瞬。
雪がバサッと木枝からこぼれ落ち、と同時に琵琶の音も止まり、二人の決闘に決着がつくという、まさに息をのむシーン。
しびれました!
そして大人になり、栃木県の湯西川温泉を訪れました。
そこは平家落人伝説の残る里。なんと琵琶の音色がしたのです。
あの「宮本武蔵」以来に聞いた琵琶。
もう、しびれました(笑)
琵琶を弾いてみたい!この音色を自分で鳴らしてみたい!
と、強く願いました。
そして素晴らしい師匠にめぐり合い、気づいたら早12年!
毎日が琵琶漬け(笑)
とても幸せです。
琵琶の音色、しびれますよ。
体験教室、是非どうぞ♪