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今回は『古典文学に描かれた女性たち』という演目のもと
源氏物語より「六条御息所」
竹取物語より「かぐや姫」をお届けいたしました。
女性が主人公の琵琶語りです。
まずは「六条御息所」
今年の大河ドラマの主人公が紫式部と言うことで、源氏物語の関心が高まっておりますよね。
今回は、少しでも皆さまに分かりやすいようにと、琵琶の歌詞(現代語)をお配りし、物語の内容を演奏前にお話しさせていただいてからの演奏でした。
「六条御息所」は生霊となる恐ろしい女性、という印象が強いのですが、
恋に苦しむ切ない心情も琵琶語りでお伝えしたい、と思っておりました。
そして源氏物語も読み返してみましたが、
やはり原文は美しいです。
特に和歌が心情を奥ゆかしく表現していて‥。
自然描写も美しく、細やかで目に浮かぶよう。
千年前の秋の嵯峨野の様子など、非常に心惹かれます。
さすが古典文学の最高峰と言われるだけのことはありますね。
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続きましては「かぐや姫」です。
こちらは、ほぼ原文のまま琵琶語りでしたが、昔ばなしでお馴染みですので、皆さまお楽しみいただけたようで良かったです。
「竹取物語」の原文はとても読みやすいのですよ!
「源氏物語」よりは遥かに(笑)
そして最後に、
沖縄八重山地方の民謡「月ぬ美しゃ」を歌わせていただきました。
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演奏後には琵琶についての質問をお受けしたり、琵琶体験もしていただく時間もございまして、大変和やかな雰囲気となりました。
琵琶は絶滅危惧種の和楽器ですが、
興味を持っていただけましたこと、嬉しかったです。
そして今回お客さまから、
「分かりやすかった」、
「琵琶語りがこんなに楽しいものだとは思わなかった」、
「学生時代に琵琶を知っていたら古典の授業も、もっと楽しくなっただろうに」
という感想を頂きました。
ありがとうございます。
琵琶弾きとしてこれ以上ない程の嬉しいお言葉でございます。
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お客さまと距離が近い古民家での演奏会。
緊張感もありますが、
実は、演奏していて大変心地が良いのです。
きっと皆さまの温かいお気持ちからパワーを頂戴しているのでしょうね。
本当に有難いことです。
そして琵琶を通して多くの方に出会える幸せを改めて感じさせていただきました。
また皆さまにお会いできます日を心から楽しみにしております。
お聞きいただきましてありがとうございました!
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